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2018年2月読みたい本リスト [晴耕雨読]

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地下鉄道

コルソン・ホワイトヘッド(著)
谷崎 由依(翻訳)
出版社:早川書房(2017年12月6日)

コーラはランドル農園の奴隷だ。身よりはなく、仲間たちからは孤立し、主人は残虐きわまりない。ある日、新入りの奴隷に誘われ、彼女は逃亡しようと決意する。農園を抜け出し、暗い沼地を渡り、地下を疾走する列車に乗って、自由な北部へ…。しかし、そのあとを悪名高い奴隷狩り人リッジウェイが追っていた!歴史的事実を類まれな想像力で再構成し織り上げられた長篇小説。世界を圧倒した奴隷少女の逃亡譚。ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞、カーネギー・メダル・フォー・フィクション、シカゴ・トリビューン・ハートランド賞、レガシー・フィクション賞、インディーズ・チョイス・ブック・アワード受賞!ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー

コルソン・ホワイトヘッド
1969年生まれ。ハーバード大学卒業後、ヴィレッジ・ヴォイス紙で働く。1999年に第一長篇The Intuitionistを発表。2016年に刊行された第六長篇にあたる『地下鉄道』は、ピュリッツァー賞、全米図書賞など七の文学賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙など多数の有力紙誌の年間ベスト・ブックに選出。ニューヨーク在住

*市立図書館にあり





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優しい鬼

レアード・ハント(著)
柴田元幸 (翻訳)
出版社:朝日新聞出版(2015年10月7日)

ポール・オースターが絶賛した『インディアナ、インディアナ』(朝日新聞出版、2006)につづく、柴田元幸が翻訳を熱望するレアード・ハントの長編翻訳第二弾。南北戦争以前、ケンタッキーの山の中に住む、横暴な男。そこに騙されて連れてこられた一人の女性が二人の奴隷娘たちと暮らし始めると……。
雲の女王になった話、黒い樹の皮の話、濡れたパイだねの話、タマネギの話など、密度の濃い語りですすむ、優しくて残酷で詩的で容赦のない小説。

レアード・ハント
1968年シンガポール生まれ。作家。デンヴァー大学英文科教授

*市立図書館にあり






ネバーホーム.jpg


ネバーホーム

レアード・ハント(著)
柴田元幸 (翻訳)
出版社:朝日新聞出版(2017年12月7日)

南北戦争がはじまって、インディアナの農場で暮らしていたコンスタンスは夫のバーソロミューに代わって、北軍への入隊を決意する。名前をアッシュとかえて、男性の格好をして。女性にやさしい「伊達男アッシュ」とも呼ばれ、勇敢に戦い続ける。女であることがばれないかとおびえながら、野営地ですごし戦闘と行軍をくりかえす。夫と手紙のやりとりをし、亡くなった母と語り合う。従軍した彼女は何がこわかったのか? 戦争は彼女をどのように変えたのか? 故郷にもどった彼女を待ちうけていたものは?
訥々とした女語りの雄弁さ、死と痛みに浸された世界、色彩たっぷりの自然描写、静かで容赦ない声。
ポール・オースターが絶賛した長篇を柴田元幸の見事な訳でおくる。


レアード・ハント
1968年シンガポール生まれ。作家。デンヴァー大学英文科教授

*市立図書館にあり




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