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そこらへんにころがっているような願い [晴耕雨読]



世間や他の営みなどの煩わしさから離れて

退屈になったらば仕事をし 程よい日射しの中で本を読み

気がむいたらお気入りのバーに行き 心地よい話し声の中で本を読み

読み終わったあとにうつらうつらと本の世界を思い描き

1日の70%は本を読んでいる生活




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2018年8月読みたい本リスト [晴耕雨読]

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罪の終わり





東山彰良(著)
出版社:新潮社

『ブラックライダー』前日談

*購入予定本






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そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所





松浦寿輝(著)
出版社:新潮社

タイトルと装丁に惹かれて。

*購入予定本





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2018年7月読みたい本リスト [晴耕雨読]

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MARCH 1 非暴力の闘い





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MARCH 2 ワシントン大行進




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MARCH 3 セルマ 勝利をわれらに


ジョン・ルイス(著)アンドリュー・アイディン(著)
ネイト・パウエル(画)
押野素子(翻訳)
出版社:岩波書店

バラク・オバマの大統領就任式の日、かつての公民権運動の闘士、ジョン・ルイス下院議員は、これまでの道のりを振り返っていた。南部の農場で生まれ育った少年が、いかにして差別に対抗する非暴力の手法を学び、運動に身を投じるようになったのか。公民権運動の歴史を当事者の目線で描く、骨太のグラフィック・ノベル全3巻。
バラク・オバマの大統領就任式の日、ジョン・ルイス下院議員は、これまでの道のりを振り返っていた。それは長い長い闘いの歴史だった。アラバマ州の片田舎で育った少年時代、人生を変えたキング牧師との出会い、ナッシュビル学生運動の誕生、そしてランチ・カウンターでの座り込み…。南部の農場で生まれ育った少年が、いかにして差別に対抗する非暴力の手法を学び、運動に身を投じるようになったのか。公民権運動の闘士、ジョン・ルイスの半生を追いながら、人種隔離が法によって定められていた時代から、現代までの長い道のりを鮮明に描き出す。自伝であると同時に、公民権運動の流れを当事者の目線でふりかえった、傑作グラフィック・ノベル第一弾。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト第1位、コレッタ・スコット・キング賞オナーブック、全米図書館協会が選ぶ“ティーン向け優秀グラフィック・ノベル・トップ10”。

ジョン・ルイス
1940〜。公民権運動において重要な役割を果たしたことで広く知られる。アラバマ州の農村で生まれ育ち、牧師を志す。神学校在学中に参加したランチ・カウンターでの座り込みのデモを皮切りに、多くの運動に参加し、公民権運動において、数々の重要な場面に立ち会った。1963年から1966年までSNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長を務める。1963年のワシントン大行進では23歳で最年少の演説者となった。1965年にセルマからモンゴメリーへのデモ行進を率い、アラバマ州警察から激しい暴行を受ける。「血の日曜日事件」として知られるこの事件は、1965年の投票権法の成立をうながした。1987年よりジョージア州5区選出の米国下院議員。2011年にはバラク・オバマ大統領から自由勲章を授与された。自らの経験を新しい世代に伝えるため、アンドリュー・アイディン、ネイト・パウエルと共同で“MARCH”三部作を作り上げた。

押野素子
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、レコード会社勤務を経てハワード大学ジャーナリズム学部卒業。ワシントンD.C.在住



*購入予定本





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2018年6月読みたい本リスト [晴耕雨読]


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プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・


フィリップ・ロス(著)
柴田 元幸 (翻訳)
出版社:新潮社

もしも第二次大戦時に元飛行士で反ユダヤ主義者リンドバーグが大統領になっていたら・・・。
7歳の少年の目線で差別にさらされる恐怖と家族・民族・国家を描く、ロス最高傑作とも評される歴史改変小説。

フィリップ・ロス
1933年3月19日〜2018年5月22日。1997年に『American Pastoral』でピュリツァー賞受賞、1998年にはホワイトハウスで米国芸術勲章を受章、2002年には、アメリカ芸術文学アカデミーの最高の賞であるゴールド・メダルを授与された。1960年にデビュー作『さようならコロンバス』、1996年に『Sabbath’s Theater』で全米図書賞を2度受賞。その他、全米批評家協会賞を2度、ペン/フォークナー賞を3度受賞した。


*市立図書館にあり







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幸せではないが、もういい


ペーター・ハントケ(著)
元吉 瑞枝(翻訳)
出版社:同学社

51歳で自殺した母。事実を前に言葉は「闇の中へ失墜する」事実と言葉をめぐる闘いの記録。ハントケ初期の代表作。

ペーター・ハントケ
1942年12月6日〜。1966年に小説『雀蜂』で作家デビュー、直後に大学を中退。この年プリンストンで開かれた47年グループに参加しグループに対して痛烈な批判を行い、フランクフルトで最初の戯曲『観客罵倒』(四人の出演者が劇の始めから終わりまでひたすら観客を罵倒し続けるというもの)を上演しセンセーショナルなデビューを飾る。当時ビートルズの影響を受けたマッシュルームカットだったこともあり「文学界のポップスター」とも評された。


*県立図書館にあり







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2018年5月読みたい本リスト [晴耕雨読]

*読む順番
「三月は深き紅の淵を」からはじまる「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」そして、理瀬はでてきませんが、「麦の海に沈む果実」に出てくる少女、憂理のその後がでてくる「黒と茶の幻想」が、大きな流れでつながっている作品群。「図書室の海」の「睡蓮」という短編は理瀬の幼少期が描かれている。



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三月は深き紅の淵を

恩田陸(著)
出版社:新潮社

すべてが謎めいた1冊の本はどこに?

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

恩田陸
1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒。1991年の第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。
2004年(平成16年)、2005年(平成17年)、『夜のピクニック』で、第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞する。
2007年(平成19年)、『中庭の出来事』で、第20回山本周五郎賞を受賞する。同年江戸川乱歩賞選考委員に就任した。
2017年(平成29年)、『蜜蜂と遠雷』で、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞する。

*市立図書館にあり






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黄昏の百合の骨

恩田陸(著)
出版社:講談社


華麗なる恩田ワールドの結晶
「魔女の家」で――今、あたしは1人だ。
1人きりで戦うのだ

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。

*市立図書館にあり



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麦の海に沈む果実

恩田陸(著)
出版社:講談社


一日早い転入生。ここは「三月の国」なのに

3月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。

*市立図書館にあり






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2018年3月読みたい本リスト [晴耕雨読]

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にんじん

ジュール・ルナール(著)
岸田国士(翻訳)
出版社:岩波書店

にんじん色の髪の少年は、根性がひねくれているという。そんなあだ名を自分の子供につけた母親。それが平気で通用している一家。美しい田園生活を舞台にくりひろげられる、無残な母と子の憎みあいのうちに、しかし溢れるばかりの人間性と詩情がただよう。
さまざまな翻訳本が出ている中で、小学生の頃に読んだやはり岸田國士氏を久々に読んでみたい。

ジュール・ルナール
ジュール・ルナール(Jules Renard, 1864年2月22日 - 1910年5月22日)は、フランスの小説家、詩人、劇作家。その小説『にんじん』は有名。簡素で日常的な言葉を使いつつも、鋭い観察力をから様々な優れた作品が生み出された。※wikiより

*市立図書館にあり *青空文庫にあり







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ハックルベリー・フィンの冒けん

マーク・トウェイン(著)
柴田元幸 (翻訳)
出版社:研究社(2017年12月19日)

柴田元幸さんが語る「ハックルベリー・フィンとトランプ大統領の共通点」

ハックルベリー・フィンはどれくらい漢字が書けるか? そんな奇問を考え抜いた柴田元幸さん。結果、〈「険」は無理でも「冒」は(横棒が一本足りないくらいのことはありそうだが)書けそうな気がする〉と、アメリカ文学の金字塔は新たな訳題で生まれ変わった。
「原文での綴り間違いなどを日本語に移すなら漢字が書けるかどうかに相当するんじゃないかと思い、ハックの語り口に寄り添って一語ずつ考えていきました」
こんな具合だ。〈すこしは文しょうも書けたし、九九(くく)も六七(ろくしち)=三十五まで言えたけど(中略)どのみちさんすうなんてキョウミない〉
カタカナや傍点を駆使した文章はかなり独特ながらも読みやすい、絶妙なバランスを保っている。
「この小説の最大の魅力はハックの“声"の伸びやかさなので、それを活かす訳文を目指しました。少年の語り口がこれほど自然でしなやかな小説は滅多にない。少年小説の原点であり、現代に至るまでベストの一作でもあります」
柴田さんが「今こそ読んでほしい」と思うのには、もうひとつ意外な理由が。
「ハックの態度に一貫している脱権威、脱知性というのは自由を尊ぶアメリカの真髄です。彼はどんな時も自分が正しいと思い込むことなく、手探りで道徳観を作っていく。一から国を造り上げたアメリカの“らしさ"が一番良い形で現れたような小説です。ところがこの脱権威、脱知性こそトランプが言っている事そのものなんです。ハックの精神が一番悪い形をとるとトランプが席巻するアメリカになる。実は表裏一体なんですよね……。悪い形ばかり目を引きがちな今だからこそ、アメリカの真の良さってこれなんだ、と広く読まれればと思います」
1885年に刊行された本作で、ハックは黒人奴隷を逃がすことの是非について葛藤する。当時の規範ではそれは“悪"だからだ。
「ハックは自分を社会の半端者と捉えていて、自分に正義があるなんて一切思わない。そのフラットな目線ゆえの辛辣な風刺も多くて、ある事故の死者が黒人だけと聞いた優しい小母さんが、誰もケガしなくて良かったと言う場面など、こういう無意識の差別は今もあるのでは? と思わされます」
ニガーという語の頻出が差別的と批判されることもあり様々な読解が可能な文学史に残る傑作――などと身構えず、「とにかく面白い。敷居は低くて奥が深い」というこの1冊で“良きアメリカ"に触れてみたい。

評者:柴田元幸(週刊文春 2018年1月25日号掲載)

*市立図書館にあり *読了して素晴らしかったら購入予定







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2018年2月読みたい本リスト [晴耕雨読]

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地下鉄道

コルソン・ホワイトヘッド(著)
谷崎 由依(翻訳)
出版社:早川書房(2017年12月6日)

コーラはランドル農園の奴隷だ。身よりはなく、仲間たちからは孤立し、主人は残虐きわまりない。ある日、新入りの奴隷に誘われ、彼女は逃亡しようと決意する。農園を抜け出し、暗い沼地を渡り、地下を疾走する列車に乗って、自由な北部へ…。しかし、そのあとを悪名高い奴隷狩り人リッジウェイが追っていた!歴史的事実を類まれな想像力で再構成し織り上げられた長篇小説。世界を圧倒した奴隷少女の逃亡譚。ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞、カーネギー・メダル・フォー・フィクション、シカゴ・トリビューン・ハートランド賞、レガシー・フィクション賞、インディーズ・チョイス・ブック・アワード受賞!ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー

コルソン・ホワイトヘッド
1969年生まれ。ハーバード大学卒業後、ヴィレッジ・ヴォイス紙で働く。1999年に第一長篇The Intuitionistを発表。2016年に刊行された第六長篇にあたる『地下鉄道』は、ピュリッツァー賞、全米図書賞など七の文学賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙など多数の有力紙誌の年間ベスト・ブックに選出。ニューヨーク在住

*市立図書館にあり





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優しい鬼

レアード・ハント(著)
柴田元幸 (翻訳)
出版社:朝日新聞出版(2015年10月7日)

ポール・オースターが絶賛した『インディアナ、インディアナ』(朝日新聞出版、2006)につづく、柴田元幸が翻訳を熱望するレアード・ハントの長編翻訳第二弾。南北戦争以前、ケンタッキーの山の中に住む、横暴な男。そこに騙されて連れてこられた一人の女性が二人の奴隷娘たちと暮らし始めると……。
雲の女王になった話、黒い樹の皮の話、濡れたパイだねの話、タマネギの話など、密度の濃い語りですすむ、優しくて残酷で詩的で容赦のない小説。

レアード・ハント
1968年シンガポール生まれ。作家。デンヴァー大学英文科教授

*市立図書館にあり






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ネバーホーム

レアード・ハント(著)
柴田元幸 (翻訳)
出版社:朝日新聞出版(2017年12月7日)

南北戦争がはじまって、インディアナの農場で暮らしていたコンスタンスは夫のバーソロミューに代わって、北軍への入隊を決意する。名前をアッシュとかえて、男性の格好をして。女性にやさしい「伊達男アッシュ」とも呼ばれ、勇敢に戦い続ける。女であることがばれないかとおびえながら、野営地ですごし戦闘と行軍をくりかえす。夫と手紙のやりとりをし、亡くなった母と語り合う。従軍した彼女は何がこわかったのか? 戦争は彼女をどのように変えたのか? 故郷にもどった彼女を待ちうけていたものは?
訥々とした女語りの雄弁さ、死と痛みに浸された世界、色彩たっぷりの自然描写、静かで容赦ない声。
ポール・オースターが絶賛した長篇を柴田元幸の見事な訳でおくる。


レアード・ハント
1968年シンガポール生まれ。作家。デンヴァー大学英文科教授

*市立図書館にあり




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