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2018年5月読みたい本リスト [晴耕雨読]

*読む順番
「三月は深き紅の淵を」からはじまる「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」そして、理瀬はでてきませんが、「麦の海に沈む果実」に出てくる少女、憂理のその後がでてくる「黒と茶の幻想」が、大きな流れでつながっている作品群。「図書室の海」の「睡蓮」という短編は理瀬の幼少期が描かれている。



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三月は深き紅の淵を

恩田陸(著)
出版社:新潮社

すべてが謎めいた1冊の本はどこに?

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

恩田陸
1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒。1991年の第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。
2004年(平成16年)、2005年(平成17年)、『夜のピクニック』で、第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞する。
2007年(平成19年)、『中庭の出来事』で、第20回山本周五郎賞を受賞する。同年江戸川乱歩賞選考委員に就任した。
2017年(平成29年)、『蜜蜂と遠雷』で、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞する。

*市立図書館にあり






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黄昏の百合の骨

恩田陸(著)
出版社:講談社


華麗なる恩田ワールドの結晶
「魔女の家」で――今、あたしは1人だ。
1人きりで戦うのだ

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。

*市立図書館にあり



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麦の海に沈む果実

恩田陸(著)
出版社:講談社


一日早い転入生。ここは「三月の国」なのに

3月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。

*市立図書館にあり






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