2018年7月読みたい本リスト [晴耕雨読]
MARCH 1 非暴力の闘い
MARCH 2 ワシントン大行進
MARCH 3 セルマ 勝利をわれらに
ジョン・ルイス(著)アンドリュー・アイディン(著)
ネイト・パウエル(画)
押野素子(翻訳)
出版社:岩波書店
バラク・オバマの大統領就任式の日、かつての公民権運動の闘士、ジョン・ルイス下院議員は、これまでの道のりを振り返っていた。南部の農場で生まれ育った少年が、いかにして差別に対抗する非暴力の手法を学び、運動に身を投じるようになったのか。公民権運動の歴史を当事者の目線で描く、骨太のグラフィック・ノベル全3巻。
バラク・オバマの大統領就任式の日、ジョン・ルイス下院議員は、これまでの道のりを振り返っていた。それは長い長い闘いの歴史だった。アラバマ州の片田舎で育った少年時代、人生を変えたキング牧師との出会い、ナッシュビル学生運動の誕生、そしてランチ・カウンターでの座り込み…。南部の農場で生まれ育った少年が、いかにして差別に対抗する非暴力の手法を学び、運動に身を投じるようになったのか。公民権運動の闘士、ジョン・ルイスの半生を追いながら、人種隔離が法によって定められていた時代から、現代までの長い道のりを鮮明に描き出す。自伝であると同時に、公民権運動の流れを当事者の目線でふりかえった、傑作グラフィック・ノベル第一弾。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト第1位、コレッタ・スコット・キング賞オナーブック、全米図書館協会が選ぶ“ティーン向け優秀グラフィック・ノベル・トップ10”。
ジョン・ルイス
1940〜。公民権運動において重要な役割を果たしたことで広く知られる。アラバマ州の農村で生まれ育ち、牧師を志す。神学校在学中に参加したランチ・カウンターでの座り込みのデモを皮切りに、多くの運動に参加し、公民権運動において、数々の重要な場面に立ち会った。1963年から1966年までSNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長を務める。1963年のワシントン大行進では23歳で最年少の演説者となった。1965年にセルマからモンゴメリーへのデモ行進を率い、アラバマ州警察から激しい暴行を受ける。「血の日曜日事件」として知られるこの事件は、1965年の投票権法の成立をうながした。1987年よりジョージア州5区選出の米国下院議員。2011年にはバラク・オバマ大統領から自由勲章を授与された。自らの経験を新しい世代に伝えるため、アンドリュー・アイディン、ネイト・パウエルと共同で“MARCH”三部作を作り上げた。
押野素子
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、レコード会社勤務を経てハワード大学ジャーナリズム学部卒業。ワシントンD.C.在住
*購入予定本
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